ミュージカル「マリーアントワネット」観劇2
今回はキャストなどの感想を書いていきます。
完全に個人の好みと受け取り方の感想であり、ネタバレもあるかと思いますので嫌な方は見ないようおねがいします。
10月10日 ソワレ
私のマリーアントワネット観劇初日でした。
制作発表の歌唱披露ダイジェスト動画をひたすら見てこの日を待っていました!!
ただ、この歌唱披露の動画のソニンさん、音程がすごくすごく気になってしまったので少し不安もありました。
席はF列8番。1番端です。
やはり演出は少し欠ける部分もありましたが、表情もよく見える距離なのでよかったかな。。
では、キャスト感想です!
*笹本マリー
綺麗な歌声でした。
ただ、私の解釈したマリーアントワネットと大きな相違を感じてしまい、あまり集中できませんでした。
第1幕の笹本マリーは歌い方だったり、動きだったりで、少し高慢な印象でした。高飛車というか、ワガママそうというか。。。
マリーはハプスブルク家の生まれで幼い頃から皇女であったので、市民感覚とはかけ離れているのですが、それは市民感覚を知らないだけでそこに悪意はないはずなのです。
だから、王妃として高慢というわけではなく、ただの無知。悪意のない無邪気さと無知がマリーを構成していると思ってます。
なので、笹本マリーの感じに少しイメージとの違いがありました。
遠藤周作の解釈がこうなのか??と最後まで考えてました。
ただこの高慢な感じは、後半に凛とした姿へ変化していくので、これもこれでいいのかな。
なにより、《ヘビを殺して》は凄く良かったです。迫力と歌声がマッチして、印象に強く残りました。
*ソニンマルグリット
大迫力でした。革命を望む気持ちがガツンと伝わってきました!
私が勝手に心配していた音程も気にならず圧巻のパワー。終始トリハダでした!!
ただ、あまりにパワフルで野心的であったため、完全に革命の指導者感が強かったです。
そのため、マリーへ最初に抱いていた気持ちが変化していく様子がイマイチはっきりとしなかった印象です。
なので革命裁判で、革命家たちに疑問を持つ部分が少し唐突に感じました。
*古川フェルセン
古川フェルセン目当てで行ったので、おおよそ満足です。
まず最初にフェルセンの回想からスタートするのですが、その美しさに圧倒されました。
彫刻か何かですか?ってくらいの圧倒的な美しさ!
完全に私はポカーンとして観ていました。。
なので、プロローグの《マリー・アントワネット》は全くどんな曲だったか思い出せないくらいでした。
そして多分、観劇したみんなが思うことかと思うのですが、夏の仮面舞踏会の場面の存在感。
リピチケ購入特典はぜひあの白い衣装のものも出して欲しかった。。
歌に関しては、思っていた以上に伸びやかに歌っていて、柔らかい声質がマリーへの想いに溢れていてよかったです。
タンプル塔での《私たちは泣かない》は涙が溢れました。
ただ所々、歌い終わりの伸ばしが短かったりとぶつ切り感も少しありました。
が、マリーを一途に想うのが感じられて良かったです!
*原田ルイ
素晴らしいルイ16世でした!
何度この愛らしいルイが鍛冶屋に生まれていればと思ったことか。
そして優しい歌声!やはりタンプルでの《もしも鍛冶屋なら》も涙せずにはいられなかったですし、家族から引き離される場面でも大変辛くなりました。
かわいいルイでした!
という感じで私の初日は終わりました。
幕間の休憩の際に、気がついたら次のチケットを購入していました。
そしてなんとラッキーなことにE列30番という良席!!次回の観劇が益々楽しみになり、夢見心地で帰りました。
10月18日の感想は次へ。。。
そういえば、カーテンコールの時に吉原光夫さんにピースした古川雄大の可愛さ!
やばかったです!