ミュージカル『エリザベート』8/9マチネ
今日観劇に向かう途中で気づいてしまいました。
木村ルドルフを観るのが最後だということに…。
早すぎます…これはどうにかして当日券チャレンジでチケットを取らねばと決意しました!
それでは、今日の感想を!
木村ルドルフを観れるのが(現段階では)最後だったのですが、今日は初心に帰って大好きなゆん花(古川トート・花シシィ)に注目すると決めていたので主にその感想です。
トート :古川雄大
フランツ :平方元基
ルドルフ :木村達成
ルキーニ :山崎育三郎
席は1階F列の下手でした。
この席、マリーアントワネットを初めて観劇した時と同じ席!
舞台が見切れてしまう部分もあるのですが、嫌いではないです。
最初に言っておくと、今日も山崎ルキーニは鹿に大騒ぎでした。可愛い。
ということで、今日の古川トートと花シシィの感想を…。
まず私はこの2人が大好きです。
この組み合わせこそ至高だと思っていて、どうにか幸せになって欲しいと考えているため、今回の感想はそういう願望でみてしまっている気がしています。
要は、当てにならない感想だということです。
そして、今日も印象的だったところをポツポツ書いているので纏まりはありません。
今日私はエリザベートー愛と死の輪舞ーを観たのか?と思うほど、古川トートは恋をしていた気がします。
“愛のテーマ”で古川トートと花シシィの目が合った瞬間から、トートは完全に恋に落ちていました。
その心情を切々と歌うトートは本当に幸せそうだったし、退屈で渇いていた心が揺らされて潤っていくように見えました。
少しシシィに触れただけなのに満たされていくような…。
青い血を流す傷口はお前だけが癒せる〜のところの古川トートの幸せそうな顔!!納得です。
シシィがベッドで目覚めてトートに呼びかけるシーンでは、覚えていた事に驚いた!とか、嬉しい!という表情ではなく、恋していて胸がいっぱいという感じ。
なぜか私はここで泣きそうになりました。
花シシィは花シシィで、神様が助けてくださったのよ!の後すごく可愛い顔で嬉しそうに笑うんです。
ここのシシィは助けてくれたのが神とも死とも考えてなさそうだけれど、でも誰かに愛情を向けられたのは感じていそうでした。
最後のダンスでは最初の階段にいるトート閣下が見切れていて見えませんでした。
降りてきてからは本当に楽しそう。
まだ怯えるだけのシシィではあるけれど、トートにとっては手に入れたいものが出来たことが楽しそうだし幸せそうでした。
闇が広がるでは、今日は涙を流さなかったようです。
この時のトートは結局今日も何を考えているのかわかりませんでしたが、目がキラキラしていて美しさ全開でした。
最後通告では弱った花シシィを優しく見つめていて、いよいよ手に入るか?と思っていたのに拒絶される。
古川トートは、まだ自分に頼る以外で自由を模索するの!?みたいな驚きと、理解できない気持ちが混ざったような表情でした。
私が踊る時の花シシィ大好きなんです。
トートが手を差し出したときのシシィすごい笑顔だったんですが、その手を取るようにみせてスッと引いた時の花シシィのツンとした顔!高貴で美しくて最高でした。
今日のトートとルドルフについては、少年ルドルフとのやりとりが前回と少し違っていた気がしました。
少年ルドルフに銃を差し出すシーンで、今まではルドルフを真っ直ぐ見つめていた気がするのですが今日は少し違っていました。
銃を差し出した時に少し何か考えごとしているようで、ルドルフがママを想って‘僕も連れてって’と歌った時に思いついたようにハッとしてルドルフを見つめて銃をしまっていました。
そのまま立ち去る時に笑うんですが、ルドルフの死は今ではないというような、もっと効果的なタイミングがあると言っているような笑顔でした。
これ結局成長したルドルフが自殺した後も同じように笑うんですけど、今日すごく優しい声で‘死にたいのか?’と声をかけていたのでゾクッとしました。
ルドルフの葬儀ではいよいよシシィが縋りついてきた時、シシィの左手にすごく優しそうに手を添えていたのが印象的でした。
最後に今日の花シシィも本当に素晴らしかったのですが、今日は夜のボートが特に良かったです。
毎回観劇して思うのですが、本当に花總さんのシシィを生でみることができて幸せだなぁと今日も感じることができました。
明日は多分今回の観劇で一番良い席なので、何も考えずに観てこようと思います!