ミュージカル『エリザベート』8 /12ソワレ観劇
今日はチケットを譲って頂ける方がいたので急遽観劇できました!
木村ルドルフがMy楽なので注目してきました。
今回も気になった部分だけ簡単に書き残します。
トート :古川雄大
フランツ :田代万里生
ルドルフ :木村達成
ルキーニ :山崎育三郎
席はQ列の上手側サブセンターでした。
ではまず、今日の裁判官殿。
背後関係を述べよ!のタイミングを間違え2回流されてました。
タイミングというか、流し間違いか?本来であれば‘オーストリア皇后暗殺の動機を’の部分が背後関係を述べよ!になってたので、結果連続して2回に…。
今日の裁判官殿は背後関係重視派なんだね。
アウグスティン教会の結婚式でシシィとトートの目があった時、花シシィが控えめに手を伸ばすところが可愛かったです。
無意識に求めている感じがして。
今日もデブレツィンの闇広で古川トートは泣いていたと思います。(オペラグラスでは光って見えたので、汗ではないよな…?)
何より醸し出す色気がすごかったし、切なさも全開だったし、何より美でした。
毎回ではあるのですが、シシィが憎しみを込めて歌い出すのに何事もないように歌う古川トートの温度差がゾクっとします。
今日は木村ルドルフ観るのが最後なのでルドルフとトートの感想を。
一番印象的だったのが、少年ルドルフが‘猫を殺した〜’と歌った時と木村ルドルフが‘世界が沈む時舵をとらなくては’と歌った時の古川トートの表情が同じでした。
今までの観劇ではそうは思わなかったので、陣くん・木村さんと古川さんの演技がそういう風に噛み合ったのかなぁと思いながらみてました。
どちらの時も、驚きというか感心というか…。
それを見て、当たり前のことではあるのですが少年ルドルフが成長したのが青年のルドルフなんだと自然に思うことができました。
田代フランツと木村ルドルフのシーンでは、木村ルドルフがしっかりしているように見えるので親子感を感じました。
でもママ鏡で花シシィと対峙したときは儚げで、今にも壊れてしまいそうで、花シシィとも親子なんだと感じることができました。
これが私の中では感激で、今までフランツかシシィのどちらかに似ていると感じるときは多々あったのですが、どちらとも上手く親子感が出ていて木村ルドルフすごいなぁと…。
もう‘ママも僕を見捨てるんだね…’は本当に絶望が深くて、ここから自殺に至るまでを考えるとルドルフが不憫で泣けました。
マイヤーリンクでは必死に銃(死)に抗おうとするも逃れることは出来ず…。
目の前に差し出された銃を見て直ぐには受け取らず、一度立ち上がって古川トートを見てから覚悟を決めたように銃を見つめ受け取っていました。
自分で死を受け入れたからか、トートとのキスでは完全に受け身でした。
木村ルドルフの演技好きだったなぁ…今日でもう観れないのか…と悲しくなりましたが、今日も素晴らしいルドルフをみれたので満足です。
あと今日印象的だったのは、悪夢でトートがルキーニにヤスリを渡すシーンですかね。
古川トートがルキーニを呼び、いよいよシシィを手に入れられる興奮からか呼吸が荒くなるんですが、深い瞬きをした後には冷静さを取り戻した先を見据えたような顔をしていたんです。
その表情が、なんだか良かったです。
というか、古川トートがゆっくりめに瞬きするの大変美しいし、その後に冷酷な表情するとゾクゾクする…。
これで私のエリザ観劇は、残すところ花シシィと古川トートを観れるのはあと1回、大千秋楽1回の2回だけになってしまいました。
仕事の都合でゆん花を増やせる日がもう無いのが辛いです。
残り2回を存分に堪能できるように頑張ります。