シュミの忘備録と

好きなことを好きなだけ書く

ミュージカル『エリザベート』8/10マチネ観劇

 

今日は何も考えずに観て感想も書く予定はなかったのですが、あまりに良すぎたので覚えておきたい部分を書き残します。

今日が千秋楽といわれても納得なくらい良かったです。

 

 

今日はぴあ貸切公演です。

 

 

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エリザベート          :花總まり

トート                    :古川雄大

フランツ                 :田代万里生

ルドルフ                 :三浦涼介

ゾフィー                 :剣幸

ルキーニ                 :山崎育三郎

 

席は1階C列通路寄り、今回のエリザベート観劇の中で1番良い席でした。

ルキーニのお札貰えるかな?と思っていましたが、ダメでした。

そして結婚式での古川トートが大変近くて、私の魂が抜かれました。

 

 

では、覚えておきたい事をつらつら書いていきます。

なのでやはり古川トートと花シシィ中心になるかと思うのと、昨日の感想同様ゆん花幸せになって!という願望が入っちゃってるかと思うので正確なレポではないと思います。

 

 

まず全体を通して花シシィは天使でした。(いつもですが)

可愛い。透明感もすごいし常に輝いていて、これはトートも恋するわ…としか思えません。

 

今日のトートですが、昨日ほど恋に夢中!感は無かったですが、恋してるというか…もう愛って感じでした。

多分私は今日もエリザベートー愛と死の輪舞ーを観てきたんだと思います。

 

“愛のテーマ”では今日も古川トートは恋していました。今日は恋をしたことを噛み締めているようでした。

エリザベートってシシィの自由へ向かう生涯を描いた作品だと思うのですが、でも東宝版には“愛のテーマ〜愛と死の輪舞”が入っているので私は二人の恋を中心において観てしまいます。

特に古川トートが恋心をすごく魅力的に演じているので、よりそうなっているのかな?とも思います。

なので私は、このトートがシシィに恋に落ちた場面が好きだし、黄泉の帝王が人間に恋するということに胸が苦しくなります。片想いを応援したくなるというか…。

表情豊かなトートってどうなの?という感想もあるかと思うのですが、私には黄泉の帝王の感情すらも揺さぶるくらい魅力的なシシィなんだなと思えます。

シシィに恋してトートの表情がコロコロ変わるようになったからこそ、出会うまでは単調に人の死を操っているだけで退屈だったんだろうな…と思えます。

 

“あなたが側にいれば”では今日も田代フランツの花シシィへの愛は深かったです。

田代フランツって本当に人の良さそうな笑顔が印象的で、だから後半にかけて悲しげな表情ばかりになると見ていて苦しいです。

今日の田代フランツが本当に花シシィへの愛情に溢れていて、私はゆん花とまりまりのどちらの恋を応援すれば良いのかと勝手に困っていました。

 

“最後のダンス”では、‘あなたは彼を選んだ、私から逃れて〜’の後ほんの僅かにニコってしていた気がします。

というか今日このニコッ(ニヤ?)が随所にあった気がします。

その表情があったので今日は昨日より恋に余裕のあるトートに見えました。

でも結局は歌っていくうちにやっぱりちょっと怒っていましたが。

でもSっぽい楽しそうな表情で花シシィを振り回していました。

‘あなたはそっと私にも微笑みかけている〜’の目力もすごかったし、最後の‘俺さ〜’の迫力もすごかったので花シシィはかなり怯えていました。

今思えばこんな状態からよく振り向かせることが出来たな…と思ってしまうくらいの迫力でした。

 

その後の舞踏会?に戻った時に、パパだけが唯一シシィを心配そうに見つめているの好きです。

やっぱりパパにはシシィの気持ちがわかるんだな。でも守ってあげることは出来ないけれど。

 

そして今日の花シシィの“私だけに”最高でした。

花シシィの歌は歌詞がセリフとして届くというか、歌がダイレクトに胸に届くのですごく感情が揺さぶられます。

歌い終わった時、清々しく決意した表情でした。

 

 

ハンガリーでの“闇が広がる”での閣下も泣いていました。

近いのにオペラグラスで見ていたのですが、ポロっとこぼれ落ちた瞬間焦ってオペラグラスを覗くのをやめてしまいました。

‘早く認めるんだ、俺への愛を〜’で涙の粒がポロっと落ちたのが、あまりに美しかった。

これ、初めての恋が苦しくて涙したのかな?と思えたんですが、そうだとしたら尊すぎでは…。

何人もの死を見てきたトートが、恋に苦しくて涙を流すって…こちらを殺す気か??

その後もツーっと流れたところもあって、絵画かなにかを見ているのかな?と思うほど美しかったです。

花シシィと古川トートのやりとりって、どこを切り取っても美しいな…。

 

最後通告では田代フランツも泣いちゃってました。

もう今日シシィに恋する人みんな涙を流している…。

感情を抑えるのが皇帝の義務と言いつつシシィの前では抑えることができていない田代フランツ本当に好きです。

ここでのトートは、シシィの拒絶が思いのほか強くてビックリ顔でした!

 

第一幕最後の三重唱の古川トートは胸を押さえて、思い通りにならないのがイラつくけど楽しい!みたいな表情でした。

 

 

 

第二幕の“私が踊る時”でシシィが階段から降りてきてトートが跪くシーン、シシィが無視して立ち去った後の古川トートここでも僅かにニコっとしてました、多分。

今日のこの場面、なぜか私は『マリー・アントワネット』の“遠い稲妻”を思い出しました。

特にシシィが‘一人でも愛し始めたの人生を’、トートが‘もうすぐ憎み出す人生を’と歌うシーン。

この曲の古川トート、シシィの未来が分かっているようで自分の元に来ることになるんだっていう自信のある表情のほかに、ちょっと苦しげな表情を見せたんですがそれがこの歌詞の部分だったんです。

花シシィはやっと自分の思う通りになり始めていると信じていて、でもトートにはシシィが苦しむ姿が見えているから憎み出すと言っているのかな〜と思ったら、急に脳内にフェルセンが出てきました。

 

体操室では主に花シシィが最高だったのですが、‘陛下が私を裏切るなんて〜’が信じられない!そんなことあるはずない!という感情が強くて、花シシィのフランツへの愛を感じました。

田代フランツが情熱的なので、浮気を信じられないのも当然だよなと妙に納得。

あと、‘まだ、あなたとは、踊らない!’って言うシーンで今日は一歩一歩古川トートに近づいて行ってました。

それが何だか良かったです。

 

コルフ島で花シシィは泣いていた。

こちらも泣いた。

(サクッと書きましたが、名場面です)

 

ルドルフとの闇広

‘不幸が始まるのに、見ていていいのか’でトートににじり寄られるところの三浦ルドルフ震えていました。

最初の頃の感想で三浦ルドルフ好きじゃないかもと書いたんですが、間違っていました。

めっちゃ良いルドルフです!!(ルドルフの感想詳細は8/8)

独立運動でルドルフとトートが左右に分かれて踊るシーンで、トートが顔の前で両手を左右に離す振り付けがあるのですがその時もニヤリとしてました。(伝わるだろうか)

ルドルフとのキスの後も口を歪めていた気がするし、完全にルドルフの死を操っていた感じがしました。

‘死にたいのか’の声の響きは優しかったのに表情は全然心配してなさそうだったし、ルドルフが自殺し運ばれる姿を見てニヤリとしていたし…。

ここは黄泉の帝王感がありました。

 

葬儀では花シシィ最初からすごく泣いていて、黒いヴェールをしていても涙がポロポロしているのがわかりました。

こちらも泣きました。

そんな花シシィに縋られたトートは、触れられる度に少し呼吸が上がっているようでした。

すごく待ち望んでいたのか、今日はシシィの左手をしっかり掴んでいました!

葬儀の花シシィがあまりにも苦しそうで私も結構涙が出たので、その後ルキーニが嘲笑うように出てきて複雑な感情になりました。

花シシィが素晴らしくて感情移入してしまったんだと思います。

 

“夜のボート”

フランツは最初から泣いていた。

こちらも泣いた。

今日はより一層切なくて苦しかった。

 

ラストの“愛のテーマ”でもシシィ涙を流していて、ハプスブルク帝国の重圧と自由への闘いが本当に大変だったんだなと思えました。

しかし真っ白な衣装で古川トートと涙しつつも笑顔の花シシィ、美しすぎでは…。

 

 

ぴあカテコ

ゆん花で出てきてご挨拶がありました。

この挨拶、古川さん大変丁寧にお花様に繋いだので、‘さっきまでと全然違うね’って言われていました。

笑顔のお花様可愛いし、そう言われて笑う古川さんも可愛かったです。

ご挨拶終わってエスコートする時、古川さん差し出す手を間違ってしまって、【古】あ!【花】もうっ(笑顔)みたいなやり取り可愛かった…

振り向きざまに、すみませんって言ったらお花様めっちゃ楽しそうに可愛い笑顔してたし…

最後の最後までゆん花の民を萌えさせてました!

 

 

書く気がなかったと言いながらもの凄く長くなってしまいました。

残りのゆん花のチケットが千秋楽付近しか無くなってしまったのが辛すぎて、12日のソワレを譲ってくださる方を見つけました〜!

木村ルドルフももう一度観れるし楽しみです!!