シュミの忘備録と

好きなことを好きなだけ書く

ミュージカル『エリザベート』8/23マチネ観劇

ついに来てしまいました…花總さんのmy楽が…。

今日は帝劇にむかう途中から悲しみに襲われ、シャンテのコースターがシシィでまた淋しくなりました。

 

ということで今日も感想を書こうと思うのですが、ラストゆん花だったため目に焼き付けるのに必死であまり大した感想はありません。

 

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エリザベート      :花總まり

トート                :古川雄大

フランツ            :平方元基

ルドルフ             :木村達成

ゾフィー             :涼風真世

ルキーニ             :成河

 

 

席は1階Q列のセンターブロック、とっても観やすかったです。

そういえば、前回木村ルドルフがラストだー!と思って感想書いたのですが、今日でした。

そして山崎ルキーニと田代フランツが前回でラストだったという…次回はキャストの把握をしっかりしようと思いました。

 

今日は久しぶりの成河ルキーニだったのですが、バートイシュルでのシシィに対してすごく冷たくて驚きました!

多分山崎ルキーニの鹿さん!を連日観た影響ですね。

シシィに対してというよりか、ゾフィーにもルドヴィカにも同じ対応でした。

そのため成河ルキーニは最初から最後まで、‘偉そうなやつなら誰でも良かった’とシシィを殺したルキーニという感じでした。

バートイシュルでは、フラッツが銃を撃ったと同時に涼風ゾフィーがフランツ!って叫んでいたように聞こえました。

涼風ゾフィーは宮廷でただ一人の男というよりかは姑感が強いのですが、フランツを愛情こめて育てた母という感じがして好きです。

あとはこの場面での花シシィとっても可愛いのですが、今日もお茶をのんで美味しい!と笑顔だったし、マカロンをもう一個貰おうとしている姿も可愛かったです。

 

 

今日の古川トートは本調子ではなさそうでしたが、良かったです。

最後のダンスではやはり帝王感が増してきたし、花シシィもすごく怯えていました。

今日は舞踏会の場面の戻った時に何故かハプスブルクの大きさを感じて、花シシィはすごいところに嫁いでしまったんだなと思いました。

 

そして“私だけに”の前のフランツがシシィを諭す場面。

平方フランツはシシィを諭して抱きしめるのですが、花シシィは完全に心を閉ざしていて抱き返そうとした手は躊躇いがちに彷徨っていました。

フランツは追い打ちをかけるかのようにその腕を掴んで‘わかったかい?’と言うのですが、今日の花シシィの‘わかったわ’が感情が無くて心が壊れてしまったかのようでした。

そこからの“私だけに”は圧巻でした。

今日の花シシィは繊細な演技と力強い歌声が混在していて終始凄かったのですが、“私だけに”が本当に本当に良かったです。

 

デブレツィンでの花シシィも、トートへの怒りに満ちた歌声の迫力も凄かったです。

そして古川トートはどんな形でもシシィが自分を見ていることが嬉しいんだなと思えました。

よく考えれば、今日シシィが木から落ちて目覚めトートに呼びかけた時も薄く微笑んでいた様に思います。

あの瞬間からトートはシシィに見つめられる喜びに気づいたのだろうか。

 

闇広では古川トートが涙してたかは不明ですが、トートが左手でシシィの頬から顎にかけてをゆっくり撫でる姿にドキドキしました。

顎から手を離す時の余韻に、醸し出す色気というか一方的なねっとりした愛という感じがありました。

今日の古川トートは色々な部分でシシィへの愛情が溢れていたように思います。

最後通告の場面でも慈愛に満ちたような瞳でシシィに歌いかけていました。(シシィは拒絶がすごかったですが)

あとは“私が踊る時”でシシィがトートの手を取ると見せかけて引くところでも、今日の花シシィはすごく思わせぶりだし、古川トートは自ら手を掴みにいって食うを切っていました。

 

怯える花シシィもいいけど、自信に満ちた花シシィと古川トートの対決も大好きです。

ラストの“愛のテーマ”の花シシィが笑顔でトートの背を見つめて近づき、振り向いたトートに抱きつくのですが、古川トートが花シシィが近づいてきたことに気づいたかのように少しハッとしたような表情をしていました。

この表情をみて古川トートの想いが成就して良かったなと思えたし、抱きしめた時に愛おしそうに花シシィの髪を撫でている姿にゆん花ァァァァーー!!ってなりました。

やはり映像化して欲しかったです。

毎回気持ち悪いくらいに、アンケートでこの組み合わせでの映像化希望を書きました。

 

 

あと、今日の木村ルドルフも良かったです。

王座ー!での心を決めたようなキリッとした表情が良かったですし、そこからの自殺を前にした絶望の表情との差がすごくて毎回苦しくなります。

しかしよく考えれば、‘呼んでくれれば来てあげる’と歌ったトートが、蟄居を命じられたルドルフを置いて立ち去るの残酷ですよね。

トートはこの場面でルドルフの自殺は確実だと思ったのだろうか…。

それまではニヤリとした表情を見せながらもルドルフを死に向かわせるために周りを操っていたのに、もうその必要もなくなったという事なのか。

この時のルドルフが最後の拠り所にしていたシシィでさえも、このルドルフを救えないいうことがトートには分かっていたのかなぁと思いながら見ていました。

いや、この状態のルドルフとシシィが会うことでどちらも手に入ると考えたのか…。

 

今日は色々な部分で余韻がある演技だったので、すごく考えさせられました。

私の2019年エリザベートはあと1公演になってしまいました。

 

この現実があまりに辛かったので、帰りに花の会に入会登録をしました〜!!