ミュージカル『エリザベート』6/24マチネ観劇
今日はぴあ貸切公演でした。
ぴあ貸切公演は毎回なのか、今回だけなのかはわからないのですがシシィ・トート役のサイン入りプログラムが10名に当たるそうです。
もちろんはずれました。
ということで、今回も感想書き残します。
毎回のことにはなりますが、本当に個人的に感じたことをそのまま書いています。
良かった!も微妙だった。。も、私の好みの問題です。
好みの問題なので!!!!!!
よろしくお願いします。
特に今回、三浦ルドルフが私の中でまだよくわからなかった部分が多いので、三浦さんの内容を求めている方は読まれない方がよいかもしれないです。
6月24日マチネ
トート :古川雄大
フランツ :田代万里生
ルドルフ :三浦涼介
ルキーニ :山崎育三郎
席は1階F列43番でした。
前方席はマリーアントワネット以来だったので、F列ってこんなに前だったっけ!?と動揺しました。
そしてすごく良い席でした!
では感想を。
今回は初めて見るキャストの方が少ないので、ストーリーの流れに沿って書いていきます。
(気になった部分だけですけど。そしてゆん花がほとんどになるかと思います)
冒頭の“エリザベート大合唱”ルキーニとトートの掛け合いが良かったです。
古川トートと山崎ルキーニの組み合わせ初めてだったのですが、エンターテイメント!って感じがして好きです。鳥肌でした。
“愛と死の輪舞”
ここに限らずですが、古川トートと花シシィの目が合う瞬間が本当に好き。
この曲では、目があった瞬間にトートが恋したんだなってわかります。そして古川トート嬉しそう。
生きたお前に愛されたいんだ〜の部分とか、すごく嬉しそうなんです。
トートも恋をした幸せを感じるのだろうか。。それとも、今までがずっと退屈で初めて心動かされる存在ができた喜びなのか?
そこからの、シシィがベッドで目覚めてトートに歌い掛けるシーン。
このシーンでトートは唇を拭う仕草をします(前回は髪も触ってた)、この仕草少年ルドルフとの所でもするんです。
手に入れたいってことなのかな?と感じました。
バートイシュル
山崎ルキーニの鹿さんッ!が可愛いのですが、丘に座った?シシィとずっと鹿さんの話していて2人とも本当に可愛かったです。
バートイシュルのシシィとルキーニのやりとり結構好きです。
そして今日の席からフランツが良く見えたのですが、ダンスに誘ってOKを貰ってからというものずっと笑顔!
田代フランツは大変幸せそうな笑顔をしていました。
周りが何を歌っていてもずっとニコニコニコニコ!2人の世界です。
この流れからの“あなたが側にいれば”では、この時点でこの2人はお互いの足りない部分を補い合えると思えるのにな。。切ないです。
アウグスティン協会
客席でトートが歌うとき、ルキーニは近くトートをすごく求めていたように見えました。
この演技がどこと繋がっているのかはまだ見つけられていません。
“最後のダンス”の最初、階段で古川トートがシシィに向かって丁寧にお辞儀してました。
これ、前回あっただろうか。
特に何というわけではないのですが、古川トートのシシィに対するスタンスが感じられる気がしました。
そして、皇帝陛下と〜と歌う部分、本当に悔しそう。
シシィが自分以外を見ているのも嫌なのか、と。その割に、シシィから愛されている自信に満ちた表情で歌っていました。
歌よかったです!
“私だけに”
前回観劇の時は力強い感じ、自由への渇望というような感じだったのですが、今回はひとつひとつ語っているような?感じでした。(この上手い表現が見当たらなかったです)
シシィが現状と自分の気持ち、それを実現するために必要な事を理解していて、自分に問いかけるように言葉にしているというか。
なので、自由へのワクワクした瑞々しい感じは減ったのですが、穏やかな強い意志を感じました。
ハイトーンは苦しそうでしたが、正直花シシィのこの曲の魅力はそこに左右されないと思っています。
決まれば極上ではありますが、そこにいくまでの歌声や演技が最高に良かったです。
本日、精神病院もコルフ島も上記のような歌い方で、説得力がすごかったです。
ハンガリー、長女が亡くなって“闇が広がる”に展開していく場面。
最初花シシィはすごく怒った顔をしていて、歯を食いしばってトートを見つめているんですが、トートに抱き寄せられた時ほんの少しおいてシシィもトートの腰に手をあてるんです!
ゆん花の民である私は、その時のトートが少し嬉しそうな表情をしたように見えたのですが、これは私の希望が入ってしまっている気もします。
その後シシィは拒絶するのですが、シシィの中でも揺らいでいるんだな。。と感じました。
ウィーンのカフェ
今回の革命家たち、少し印象が弱いように感じました。
最後通告では、シシィもフランツも苦しそう。
ここでバートイシュルでのフランツの笑顔が思い出されて切ないです。
そして古川トート、シシィに拒否されてポカーンと口を開けたままシシィを目で追っていました。
第一幕最後は毎回ですが、花シシィの輝きがすごかった。。
第二幕
“キッチュ”
山崎ルキーニやっぱりいいですよね。
前回成河ルキーニを初めて見て、これはマイベストルキーニかもしれないと思ったのですが、やはりどちらも好きです。
キッチュでは特に山崎ルキーニの魅力に溢れている気がします。
絵葉書を手品みたいに出していました。
“エーヤン”
最初に歌うハンガリーの青年、たぶん田中秀哉さん。なんだかクセになります。毎回注目しています。
これもトートとルキーニいい!
“私が踊る時”
美貌に気付いた時もそうですし、この曲の勝ったのね〜の部分もそうですが、花總さんの勝ち誇った表情すごく好きです。美しい。
階段からおりるシシィに、跪いて差し出した手を無視された時の古川トートの え?理解できない。みたいな表情、子犬のようです。
マダムヴォルフのコレクション
曲は好きなんですが、今回のアンサンブルちょっと層が薄めかな。。と思います。
“ゾフィーの死”
こちらも毎回泣いてしまうのですが、香寿ゾフィー素晴らしかったです。
死の場面でトートダンサーの羽が、亡くなったゾフィーに羽が生えたようですごく好きです。
香寿ゾフィー、全編通して歌も良かったですしドレスさばきというか歩いていく後ろ姿が美しい。
体操室
これは、ほんとにどうでも良いかと思うのですが。。
古川トート、シシィのリボン解くとき薬指と親指で摘むんですね!
ホーフブルク宮殿〜
三浦ルドルフ、声質からかフランツとの場面で少し聞き取りにくい部分があった。
今回では三浦ルドルフが強いのか弱いのか、どんなルドルフかが掴みきれませんでした。
あと、歌うとき(声を張る時?)に体が揺れるのが少し気になった。
古川さんも昔そうだった気がするので、これもいつか動かなくなるのかな。
闇広については、前回の古川トート京本ルドルフ初日があまりに神がかっていたので。。。
“夜のボート”
まりまり最高でした!
わかって無理よ〜のところで、フランツが目を見開いたあと哀しげにぎゅっと目を瞑るのですが泣かずにいられない。
ここでもバートイシュルの幸せそうな笑顔がよみがえります。切ない。
第二幕最後
今日のルキーニ、ナイフキャッチぎりぎりだったのでは?
そして、前回観劇の感想で最後の表情なんだろう。と書いたのですが、今日見た限りではシシィを手に入れた(愛された)喜びから、生きたシシィからはもう愛されないという虚無のような感じがしました。
すごく長くなってしまったので、後半の感想雑ですがおわり。
時間があるときに修正するかと思います。
もう6月も終わってしまう。
あと2ヶ月しかエリザベートが見れないのが残念です。
あ、最後に今回ぴあ貸切だったので、カーテンコールでゆん花挨拶があったのですが。
2人で笑いあってて幸せな気持ちになったし、本当に本当に本当にお花さま可愛かったです。