ミュージカル『エリザベート』7/31マチネ観劇
本日も行ってきました!!
観劇できたことに感謝です。
トート :古川雄大
フランツ :田代万里生
ルドルフ :京本大我
ルキーキ :成河
席はR列下手でした。
ただ今回は前の方がものすごく背が高い方だったので中央から上手のほとんどが見えてません。
こういう日もある。。
見えた部分での感想を千秋楽キャストを中心に書いていきます。
まず本日、キャストのみなさんがより熱演だったように感じます。
すごく心揺さぶられました。
■香寿ゾフィー
もう今日で香寿ゾフィーが観られないという事が悲しくて仕方ないです。
いつも通りキリッとした顔で登場したのですが、母を見たフランツはやはり少し嬉しそうでした。
なにより今日のゾフィーの死は本当に辛かった。
今までどれほどの愛情を込めてフランツを育ててきたかが苦しいほど伝わってきました。
目にいっぱいの涙を溜めて、死ぬ間際までフランツと帝国を案じる姿がゾフィーが大きな覚悟をもって生きてきたんだと思えます。
この香寿ゾフィーが今年はもう見れないなんて...。
■京本ルドルフ
京本ルドルフと古川トートの初日を観ることができ、最終日も観られたことが本当に良かったです。
初日では2人は鏡のようだと書いたのですが、最終日の今日はルドルフとシシィのようでした。
京本ルドルフはキリッとした顔で登場。
フランツとの親子のやり取りで、歌が上手だなぁと今更関心していました。
高音に上がる際も無理がなく自然なので、歌詞に集中できます。
フランツとのやり取りから国の現状を見て決意を固めたルドルフが、トートによってある種狂気のように気持ちを盛り上げていきました。
登場の凛々しい表情の京本ルドルフが、段々と目を見開き没頭していく様が凄かったです。
“闇が広がる”ではトートの中にシシィを見ているようでした。
最初の部分の表情は前の人の頭をみてたので分からないのですが、トートは穏やかに歌い始めます。
当初不安そうな表情だったルドルフがトートの言葉によって乗せられていく演技が本当に凄かった。
ここで何となく京本ルドルフはトートの中にシシィを見ているのかな?と思いました。
大好きな母に背中を押してもらいたかったのかな、母がハンガリーを救ったように自分を同じ道を進みたかったのかな、と。
今日の闇広では最後にルドルフがトートに抱きつきました。
古川トートはそれが当たり前のことのように優しく抱き返した所も母感を感じた理由です。
ただこの時の古川トート、すごく優しく抱き返したんですけど表情はものすごくニヤリとしていました。
それがまたルドルフの孤独さを強調していて切なくなります。。破滅へ一人で突っ走っていることに気づいていないんだなぁと見ていて苦しい。
ハンガリー国王!と王冠を被せられる時もすごく嬉しそうで、これで母親が自分を見てくれる!という風に私には見えました。
そんな感じで今日はルドルフの孤独感が凄かったので自殺する前から泣いたのですが、やはり最後に微笑みながら自殺したのでもう号泣でした。
周りもグスグスいってました。
葬儀では花シシィも田代フランツも涙を溜めていて、花シシィに関しては痛々しいくらいに弱っていました。
トートに対して‘これ以上苦しめないで〜’‘死なせて〜’が苦しそうすぎて辛い。
京本ルドルフも今日でもう今年観れないと思うと悲しすぎます。
本当に素晴らしいゾフィーとルドルフでした。
カーテンコールでは京本ルド、花シシィ、古川トート、香寿ゾフィーの並びで出てきてくれて拍手が凄かった。
そして4人って不慣れな感じで笑みが。
ラストのキャストさんから一言あるかなぁと思っていたのですが、それはありませんでした。
最後になりますが、今日の花シシィもすごく想いのこもった歌と演技でした。
“私だけに”ではやはりポツポツと歌い始めて、ラストに向かっての解放していく感じがまさにシシィ!
古川トートはいよいよ帝王感が出てきました。
もう子犬ではない!!!花シシィにフラれても強がっていられる!!!
なによりゆん花で歌う部分での古川トートの色気がすごい。
もう公演が残り1ヶ月を切ったわけですが、私は8月26日を終えたら何を楽しみに生きていけばいいのか。。
どうかゆん花で円盤化を!!!せめてライブ音源のCDを!!!!!と願っています。